
三郷市
姿勢改善トレーナー
キヅスポ 木津です
昨日のブログにも書きましたが、
中学生の野球肘の問題。
実は続きがあります・・・
記事内では、
「筋トレが肘の痛みに関わっている!」
と言いましたが、
実はもっと深いことが
彼の体で起きていました。
こちらの写真をご覧ください。
赤の水性ペンでトレースしたのが
左右の肩甲骨の位置になります。
パッと見て、明らかに違うのが
分かると思います。
左が正常で、
右が異常です。
本来左の肩甲骨のような位置と
角度が望ましいのですが、
右の肩甲骨はそれを
脱しています。
これは何を表しているのかというと、
【肩甲骨の上方回旋】という
動きが過剰に働いてしまっています。
特に上方回旋を行う
僧帽筋の上部繊維が過剰に働いており、
反対に下方回旋を担う、
大菱形筋と小菱形筋が
上手く機能していない
こととしてこの異常は観察されます。
そして、このことで
肩甲骨と鎖骨が成す、
肩鎖関節のズレも起こりやすく
そこに走行する
胸鎖乳突筋や斜角筋の
圧痛が顕著に存在しました。
特にこの斜角筋の下には
腕神経叢が通っており、
これが腕に続く神経の
源となっています。
(手前の青い所が、斜角筋(前部)で
後ろの青い所が、腕神経叢)
彼の腕の痛みの原因は
この肩甲骨上方回旋からなる
腕神経叢の絞扼だと推測できます。
改善方法としては
まずはこの斜角筋の圧痛を
取り除き、
筋肉の緊張を落としてから、
肩甲骨周りの正しい動きを
取り戻していくことが
重要です。
彼はこんなことも口にしていました。
「猫背も原因ですか?」
本人も自覚があるみたいですが、
その通りで、猫背であることで
常に首周りの筋肉は
縮んでいる状態になります。
そのことで筋肉は凝り固まり、
症状を悪化させてしまうのです。
幼少期から成長期は
いろんなスポーツに触れさせることが
やはり、大切だと考えます。
その結果、いろんな体の動きや
反応を脳と体が学習し、
より専門的な競技に専念するときに
有効となります。
土曜日、野球で
日曜はサッカー
大いに良いではありませんか!!
ではまた。
Profile
私の使命は、運動を通して人々を健康と笑顔にすることです
現代人の8割以上が一日8時間以上も座り続けています。このことで体幹筋群が使われなくなり、その結果不良姿勢を招き、腰痛や肩こりといった慢性的な疾患を患っております。
そこで運動が必要になるわけですが、残念ながら”いわゆる筋トレ”では改善されません。過去の私は筋トレを週に6回行っていましたが、腰痛と肩こりに日々苦しんでいました。
そこで行き着いた先が【TBP理論】です。その結果現在では慢性的な痛み一切ありません。
さぁ、次に変わるのはあなたです!